人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< G.I.ジョー 邪魔せんとってか >>
異界を探る
異界を探る_e0097701_10315313.jpg

土曜の夕暮れ のどかな光景  ここは どこかの地方都市??
二ヶ月前 桜の時期には 大混雑していた 渡月橋。
修学旅行生ゼロは 新型インフルエンザの影響だろうか。


2009年6月13日 京都 





異界を探る_e0097701_931934.jpg日本を代表する古都京都。 
その1200年の歳月 
数知れない人と事件と思い・・・
謎と神秘に満ちた異界を覗く旅。
だれも知らない だれも教えてくれない
もう一つの京都に触れ 訪ねます。

by某カルチャー
いやぁ 参加するしかないでしょう(笑)
4月は 学生気分を味わう 講義。
二回目は 現地集合で いざ異界へ!




↑地図下の法輪寺から 上の清涼寺までが 本日のコース。
途中 清明さまのお墓にも 行くそうで ワクワク。
しかも 渡月橋に向かわずに 横に歩くのは 初めてなので
舟遊び用の小舟のたまり場やら
キョロキョロ ものめずらしぃ~~
しょっぱなから テンション高し(笑)

異界を探る_e0097701_9442860.jpg

「え? ここ あがるん?!」 
嵐山旅館街の階段をあがる。

異界を探る_e0097701_9445296.jpg

粛々と歩く集団(笑)

異界を探る_e0097701_9324233.jpg

十三参りで 有名な法輪寺 到着。
僧が100日修行中 明けの明星が 天から降ってきて
僧の体に 虚空菩薩さまが 現れて・・・なんたらかんたら・・
その場所が 本堂裏の井戸で 今は 公開されてません・・・
先生の説明 イマイチ聞き取れなかったけど(ToT)
摩訶不思議な言い伝えの井戸が あるそうな。

異界を探る_e0097701_9331344.jpg

ここは 狛犬ならぬ 牛虎羊の3体が 睨み(笑)を きかせます。

異界を探る_e0097701_9333766.jpg

石舞台 ここから 嵐山が一望できますぅ~

異界を探る_e0097701_9453831.jpg

紅葉の季節には さぞや風情があるだろうなぁ・・・と こちらが 正門参詣階段?
私たちは  またまた 横道細道を 歩いて 次の目的地へ。
「今から 清涼寺に向かいます 歩くのが きつい方は バスで 先乗りしてください」
「え? 清明は?」という 心のつぶやきが 聞こえたのか
「清明のお墓 興味のある方は 解散後 各自で 行ってください」(笑)

異界を探る_e0097701_9342921.jpg

配布資料によると 渡月橋は 法輪寺参詣のために設けられた「法輪寺橋」で
昔から 旧暦3月13日(現在は4月13日)の前後に 13歳の少年少女がお参りする。
参詣後は 後ろを振り返らずに 橋を渡らないと いけない。
なぜなら
振り返ると ご本尊の虚空蔵菩薩から授かった知恵と福が 消えてしまうから。
この十三参りは 法輪寺が一番にぎわう 京都の伝統的な信仰らしい。
○○才ですが 振り返らずに 渡りました(笑)

異界を探る_e0097701_9484792.jpg

嵐山のメインストリートを まっすぐ歩くと 第二ポイント 清涼寺。
どなたさまも 黙々と 行進(^_-)-☆
暑かった~~

異界を探る_e0097701_937432.jpg

清涼時 別名 嵯峨釈迦堂。
ここは 光源氏のモデルのひとり と言われる 源融(みなもとのとおる)の別荘が あった場所。
境内には お墓があり 別荘の棲霞観(せいかかん)は 阿弥陀堂として 残っている。
平安時代 壮観な伽藍と景勝は京都随一と 絶賛されたそうな。

異界を探る_e0097701_13493195.jpg

境内西側 薬師寺前に
小野篁(おののたかむら)の 「この世への還り口 生の六道」の石柱がある。
小野篁は冥土と現世を往復して 閻魔様につかえていたと言われる人で
【死の六道】六道珍皇寺の井戸から 冥土に行き
【生の六道】福生寺の井戸から 現世に戻ってきた と 言い伝えられている。 
福生寺は 釈迦堂の東隣 六道町に あったが 明治の初めに廃寺となり
7つあった井戸も 宅地開発で 埋められてしまい 痕跡ナシ(ToT)
福生寺にあった 小野篁ゆかりの仏像などが 薬師寺に安置されているだけで
本当の「生の六道」は 見ることかなわず  ガックリ。

六道珍皇寺&小野篁は こちら←9年前やん あぁおとろしやぁ。

異界を探る_e0097701_10572776.jpg

その向かいに 狂言堂があり 子供たちが練習していた。

異界を探る_e0097701_2230277.jpg

毎年春に 大念仏狂言が 演じられるらしい。

異界を探る_e0097701_22302984.jpg

豊臣秀頼の首塚と 大阪の陣戦没者慰霊塔。
1980年大阪城三の丸から発掘された 秀頼の遺骨が埋葬されている。
源氏物語から豊臣滅亡 そして 徳川繁栄・・・
(清涼寺本堂を再建したのは 綱吉&その母桂昌院)
壮大な時の流れ  さすが京都なり。
静かな土曜の午後 感慨にひたる。

異界を探る_e0097701_13503684.jpg

2時半 本堂前で 解散。
といっても 全員が 本堂拝観で 自由散策へ。
国宝の三国伝来仏「清涼寺釈迦如来像」を まじかで 拝む。
「普段は 公開しておりません 今日は このように公開しておりますので
どうぞ お近くで ご覧ください」
立て板に水状態で 若いお坊さんが 解説してくださった。
「生身のお釈迦様のお姿 そのままです」
なかなか 濃いお顔立ちの細身のお釈迦様だった。
インドでつくられ 中国に渡ってきた釈迦像に惚れ込んだ日本の僧が
「どうしても 欲しい」と しつこく(笑)おねだりしたら
「そっくり同じにコピーしてあげるから」と 日本に渡ってきた仏像。
完成時 お顔に仏牙を いれようとしたら 血が出たので
生身である と 証明された らしい・・・・・なんて話もあるらしい。
本物は 中国で 行方不明(笑)になったので
コピーと言えども これが 世界で唯一無二の お釈迦様本来のお姿。
学術調査(昭和28年?)で 仏像の体内に 絹製の五臓六腑が納められていることが判明。
異界を探る_e0097701_337092.jpg
↑パンフレットからスキャン 本物は霊宝館に あるのかな?
世界最古の人体模型~~~
当時の中国の医学レベルの高さが証明されたらしい。←9世紀末。

インド・中国・日本 世界はこの三国だけと思われていた時代の話。

異界を探る_e0097701_22323439.jpg

本堂から続く回廊を渡って 大方丈へ。 
 
異界を探る_e0097701_2233850.jpg

紅葉シーズンは うっとりものだろうなぁ。

異界を探る_e0097701_13405788.jpg

写経場があり 杉の襖絵の一部は 狩野探幽の作らしい。

異界を探る_e0097701_13411610.jpg



異界を探る_e0097701_22345544.jpg

小堀遠州 名前だけは 存じ上げておりますが・・・ どれ? どこ??

異界を探る_e0097701_2234368.jpg

このお庭が そうらしい・・・・・・ 

異界を探る_e0097701_1341462.jpg

遠足仲間は 三々五々 消えて  いつのまにやら 許太太と二人・・・・

異界を探る_e0097701_1342929.jpg

清涼寺入り口横の甘み処も 気になっていたのに 
暑くて 喉渇いて と 境内の豆腐料理店で 豆腐アイスを食べる。
帰宅後 「これを食べると 一年間無病息災 あぶり餅」 と 知って 口惜しい(ToT)

異界を探る_e0097701_13422933.jpg

門前横に プチ行列の店 発見!
あぁ 有名な森嘉やん  お土産に お豆腐ぶらさげて 帰ろう。
メインストリートを ぶらぶら 歩き お店を覗いたりしながら 渡月橋近くまで来て
「清明のお墓 行く?」 「せっかくやから 行こうか」
地図を片手に こっちだ あっちだと ウロウロ。

異界を探る_e0097701_13425349.jpg

メインストリートから 離れた 住宅街の一角に それは あった。

異界を探る_e0097701_13431373.jpg

清明のお墓と言われるものは 全国にあるけれど 一番信憑性が高いのが ここらしい。

異界を探る_e0097701_13433373.jpg

台座?は古いが 墓石などは 近年作り変えたっぽい。

異界を探る_e0097701_13435827.jpg

普通の町並みに 溶け込んでる?

異界を探る_e0097701_13442123.jpg

あらら 見知った名前 発見! 

異界を探る_e0097701_13513261.jpg

夕暮れ時の嵐山 渡月橋 歩きつかれて 帰りますぅ。

異界を探る_e0097701_13545742.jpg

夕食には お土産の 「夏季限定発売からし豆腐」
めちゃくちゃ辛かった~~~~~ (ToT)



夏風邪二週間で すっかり放置してたら この土曜日が 異界遠足2。
なんとか その前に 完成!! ふぅ。
by jamtkiss | 2009-07-09 10:58 | 出街
<< G.I.ジョー 邪魔せんとってか >>